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慶應義塾大学医学部臓器再生医学寄附講座
小林英司研究室
                                                                                    






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総合医科学研究棟(通称リサーチパーク)

共に学ぶ  学生の皆さんへHEADLINE

   慶應義塾では、「半学半教」という、教える者と学ぶ者の分を定めず、相互に教え合い学び合う気風が尊重されています。医師になることに興味を持たれた小中学生のみなさんから、高校生、医学部のみならず各専攻で医学に関わる学生、そして医療関係の仕事に従事される皆様と共に学ぼうという小林からのメッセージと皆様の学びに役立てていただけるようなリンクを用意致しました。

   小林は、これまで先端医学の研究を通じ、高校生や医学系の学生など若い世代とともに「医学に挑む」ことの「困難と夢」を共有しようとしてきました(講演に関する新聞記事一覧)。
   前人未到の「移植可能な臓器を作る」という研究テーマに、今後20年30年という長期間にわたって共に挑む後輩をここ慶應で育てようとしています。(「医学に挑む君たちへ」 )。
   医学生、看護学生、薬学生へ向けて、第9回慶應赤倉アカデミーで講演した内容を英語でご覧いただけます。また、獣医学部の学生へ 向けての講演では、実験動物として生きた動物が犠牲になることの生命倫理も含め講演を行いました。こちらも英語で資料化しておりますのでご覧ください。 同様に工学系の学生には、日本における医療機器開発の遅れの理由を説明した上で、患者さんやその家族の思いを肌に感じながら機械を作るべきであると講演を通してお伝えしました 。
 また、小中学生を対象にした講演も行った際の内容もご覧いただけます。私の医師としての志と生命科学そのものへの興味から研究へ取り組んで参りましたことを「医師を目指したい君たちへ」という文章にまとめました。こちらの内容は広く様々な方にご一読いただけると幸いです。
 ほかにも、医療関係の大学にいる学生こそ臓器移植治療について語り合うべきとしてU-Talk(”U”は、Universityの略)を企画して、共に学ぶ場を設けてきました。また、大きな夢を持つ次世代の若者が学問について自由に討論できる場として、「楽志塾」を開きました。

下記に最近の学生への講義資料を掲載します。

2020年5月18-29日 第19回日本再生医療学会総会:中高生のためのセクション
新型コロナのためセクション自体は中止となりましたが、Webにてベーシックコース(ランチョンセミナー)「小林英司の失敗自慢」を発表しました。

2019年12月26日 山形の未来をひらく教育推進事業 第一回仮想「医進塾」大会 山形県内の高校1年生62名が参加して、「知識」「技術」「意欲」に関するコンテストを行いました。

2019年12月16日 英語の論文で世界に出ろ(師の教え3
世界の多くの人に自分が行った実験結果を報告するのは、犠牲になった動物に対する報いでもある(小林の英語論文年次推移

2019年3月21日  第18回日本再生医療学会総会:中高生のためのセクション
全国から約20校、延べ250名もの中高生と引率される先生、保護者、関係機関の方が参加しました。小林は、講師として「臓器再生医学への挑戦」と題して、将来医師となり挑戦して欲しい新しい再生医学分野を紹介しました。

2018年12月26日 山形の未来をひらく教育推進事業 第5回医進塾(高1対象)
 医学部を目指したい山形県内の高校1年生を対象に、「医師という職業」と題して講演を行いました。昨今の社会から見た医師像を話題(医師がコムニュ力がないとの批判)にどんな医師をイメージしているか?や悩ましい先端医療における倫理についての話を聞いて、どんな気持ちをもって患者さんに接したいかを「問う」てみました。

2018年7月26日 北里大学獣医学部「いのちと環境を科学する 2018」
 テーマ:医学研究に貢献する”光る動物たち”
 概要:2008年ノーベル化学賞に輝いた下村先生が単離・精製したクラゲの緑色蛍光たんぱく質(GFP)。ゆらゆら揺れる光るクラゲは心を和ませてくれます。 また夏、自然豊かな夜空に蛍が求愛の’光’を放ちます。小学生の夏休み研究で人気の高い蛍ですが、この光る技術が医学研究に利用されて、新しい治療が生み出されています。

2018年2月16日 知識・技術の伝承(師の教え2)
「科学は単に観察を行うだけでなく、実験によって確立する」(Claude Bernard 1965) 動物実験に臨むにあたり、最高の実験技術周到なる知識収集が必要なことは言うまでもない。

2018年1月19日 教師としての資質(師の教え1)
 医学は科学としての学問性が重要である。30年前に医学生とともに受けた「講義ノート」をひもどき半学半教を語った。また医学部の教員は、リーダーとしての資質が重要である。

2017年12月26日 山形県第4回医進塾(高1対象)
 医学部を目指したい山形県内の高校1年生を対象に、「医学部に入ること(現状と課題)」と題して講演を行いました。

2017年7月5日 琉球大学医学部 M2学年「再生発生学」講義
 テーマ:異種遺伝子交配―アスクレピオスの子供たちへ
 概要:医学のシンボルとされるアスクレピオスは杖を持っています。病める患者さんに医療行為を行う医師は、研究者であると同時に自分が開発する技術を制御すること(杖を持つこと)が必須です。革命的な医療を生み出そうとする幹細胞研究のなかで我々が何を考え研究をしているかを医師の卵として感じてほしい。

バナースペース

小林英司研究室

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総合医科学研究棟7S4

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FAX 03-5315-4089